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金利が上がったというニュースとあわせて、財務省の個人向け国債の利率表が目に入りやすくなっています。見出しの表面利率と、税引き後に手元に残る数字は別物です。おすすめ順位は付けません。貯蓄性保険・預金・NISAと役割を分けたうえで、個人向け国債そのものを確認する順番だけ整理します。2026年9月30日時点の整理です。
9月募集(令和8年9月募集)の申込は本日(令和8年9月30日)までです。発行日は令和8年10月15日。次回の募集予定は令和8年10月8日〜30日です(財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」ページ)。焦って申し込む話ではなく、利率表と中途換金の条件を机に出す話です。
円建て一時払の貯蓄性保険の予定利率側を見たい人は、予定利率が上がる一時払の貯蓄性保険の記事へ。ここでは個人向け国債に絞ります。市場価格で元本割れしうる新窓販国債は別物なので混ぜません。
なぜ2026年秋に個人向け国債の利率表を開くのか
財務省の公式募集ページ(令和8年9月9日現在の掲載)では、個人向け国債(9月募集)の表面利率(年)と税引き後は次のとおりです。
- 変動10年(第198回債)… 表面利率 1.95%(税引後 1.5538575%)。償還期限は令和18年10月15日
- 固定5年(第186回債)… 表面利率 2.24%(税引後 1.7849440%)。償還期限は令和13年10月15日
- 固定3年(第196回債)… 表面利率 1.96%(税引後 1.5618260%)。償還期限は令和11年10月15日
募集価格・償還金額は額面100円につき100円。利払日は毎年4月15日と10月15日。取扱金融機関は873機関と掲載されています。数字は募集回ごとに更新されるので、申し込む直前に公式ページを開き直してください。
個人向け国債は現状、NISAの対象ではありません。「国債NISA」は要望・検討の段階です。制度の誤解整理は国債NISAの記事へ。
表面利率と税引後・中途換金コストの見方
ニュースや一覧で目立つのは表面利率です。個人の利子には税金がかかるので、公式表の税引後の欄を並べて見ます。上の3本でも、表面と税引後で約0.4ポイント前後ずれます。
中途換金の公式説明は次のとおりです。
- 発行後1年経過すれば、国の買取による中途換金が可能(元本割れのリスクなし)
- 中途換金時に、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれる
- 発行後1年間は、原則として中途換金ができない
「利率が高い=すぐ動かせる普通預金と同じ」ではありません。1年は原則拘束される前提で、生活防衛資金を削っていないかを先に見ます。
新窓販国債は、市場で売却できてもその時の市場価格になるため、売却損・売却益が出て元本割れのリスクがあります。個人向け国債と並べて同じ箱だと思わないでください。
貯蓄性保険・預金・NISAと役割を分ける
金利上昇のニュースでは、一時払の貯蓄性保険・銀行預金・NISA・個人向け国債が同じ「利率の話題」として並びがちです。箱の役割は違います。
- 個人向け国債 … 国が発行する個人専用の国債。額面で償還。中途換金は上記のルール。NISA対象外
- 円建て一時払の貯蓄性保険 … 予定利率・費用・市場価格調整(MVA)・保障が載る。利率の見出しだけでは決まらない。一時払の確認順へ
- 預金 … 流動性は高いが、利率と元本保証の範囲は商品ごとに確認
- NISA … 値動きのある投資信託などを非課税で持つ枠。元本保証の置き場ではない。口座の入り口はNISA口座比較へ
すでに入っている低利率の貯蓄性保険の解約と、新規の国債購入を同じ日に決めないほうが事故が少ないです。解約返戻金側の整理は金利上昇で解約返戻金が増えているときの見直し順番へ。
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買う前に机に出す順番
おすすめ商品は言いません。申し込む前に机に出す順番です。
- 財務省の現在募集中ページ … 変動10年/固定5年/固定3年の表面利率・税引後・募集期間・発行日。個人向けと新窓販を取り違えない
- 取扱金融機関 … すでに口座がある銀行・証券か、新規開設が要るか。公式の取扱一覧で確認
- 募集期間と資金の用意 … 9月募集は本日まで。間に合わなければ次回(10月8日〜30日予定)でもよい。焦りだけで押さない
- 資金の拘束1年 … 発行後1年は原則中途換金不可。1年以内に使う予定のお金を入れない
- 生活防衛資金 … 普通預金などに残す分を削っていないか
- 他の箱との役割 … 保障が要るなら保険、長期の成長期待ならNISA。国債だけで全部を解決しようとしない
向いている人・急がない人
テーブルに載せやすい人のイメージです。
- 生活防衛資金と、近い将来使うお金を分けたうえで、円の置き場を探している
- 発行後1年は動かせない前提を受け入れられる
- 表面利率だけでなく税引後と中途換金コストを、公式ページで自分で説明できる
- NISAや貯蓄性保険と役割を分けて考えている
急がない・別の箱を先に見る人のイメージです。
- まだ生活防衛資金が薄い、または1年以内の大きな支出が控えている
- 「利率が上がったから今日中に申し込む」と急かされている
- 新窓販や一般の利付国債と、個人向け国債の違いがまだ曖昧
- 貯蓄性保険の解約とセットで、乗り換えだけが進んでいる(解約側の条件を見ていない)
まとめ
2026年秋は、個人向け国債の利率表がニュースと公式ページの両方で目立つ時期です。見出しの%だけで申し込まず、税引後・中途換金(1年拘束と差し引き)・募集期間・生活防衛資金・他の箱との役割分けをこの順で見てください。
9月募集は本日まで、次回は10月8日〜30日の予定です。一時払保険の予定利率は別記事、国債NISAは別記事へ。証券口座の入り口だけ整えたい人は松井証券の総合口座、保険と並べて整理したい人は相談窓口です。
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参考:財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」(https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/recruitment/index.html 、令和8年9月9日現在の掲載を2026年9月30日に確認)。利率・募集期間・中途換金条件は回号ごとに更新されます。最新は一次資料で確認してください。記載は情報提供であり、個別の助言や特定商品の勧誘ではありません。


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