株が買える保険会社一覧。国内10・国外27と、相互会社・非上場の見分け方

保険会社と株式投資のイメージ

※本記事には広告(PR)が含まれます。

「保険会社の株って買えるの?」「日本生命は証券コードがある?」。よく聞かれる質問です。この記事は投資助言ではありません。特定銘柄の購入を勧めるものでもありません。「株として買える/買えない」を整理する一覧ガイドです。掲載の証券コード・ティッカーは参考情報です。実際に取引できるか、為替手数料、税制、取扱の有無は、ご自身の証券会社で確認してください。

「保険を売る会社」と「株として上場している会社」は、名前が似ていても別物のことが多いです。相互会社はそもそも上場しません。損保の営業会社は非上場で、親会社の持株会社だけが市場に出ている、というパターンも普通です。混同したまま銘柄名だけ探すと、見つからない、ということになります。国内の上場「保険業」には代理店も含まれますが、本記事の国内一覧は保険会社本体・保険持株に絞っています。代理店や異業種の関連銘柄は入れていません。

目次

この記事で扱う範囲/扱わないこと

扱うのは次です。

  • 国内の上場保険・保険持株10(証券コードつき。保険本体・保険持株中心。代理店・異業種は含めない)
  • 国外の保険系銘柄27(ティッカーと取引所の目安。元受・再保険中心。ブローカーは含めない)
  • 相互会社・非上場の見分け方、損保は親会社HDを見る、という整理
  • 「株を買う」と「その会社が日本で売る保険に入る」は別、という注意

扱わないのは次です。

  • 買い推奨、目標株価、ランキング、今すぐ買え、といった投資判断
  • 個別銘柄の将来リターンや配当の約束
  • 保険商品そのものの勧誘・比較販売(別記事の内部リンクで触れるだけ)
  • 未上場株・私募・従業員持ち株の取得方法

銘柄の情報は執筆時点の一般的な整理です。合併・社名変更・上場廃止・ティッカー変更はあり得ます。不安な点は公式IRと証券会社の画面を正としてください。各社の公式サイトリンクも、執筆時点のコーポレート/IRトップを優先しています。

先に知っておくこと

いちばん大事なのは、相互会社は株式を発行しない、という点です。日本の大手生保で、日本生命・明治安田生命・住友生命は相互会社です。契約者が会社の「構成員」に近い位置づけで、証券コードはありません。証券アプリで社名検索しても、上場株としては出てきません。

もうひとつ。損害保険の「営業会社」そのものが上場していないケースが多いです。東京海上日動・三井住友海上・損保ジャパンなどは、それぞれ親会社・持株会社側が上場しています。例としては、東京海上ホールディングス(8766)、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)、SOMPOホールディングス(8630)です。店頭で見たブランド名と、株の銘柄名が一致しないのは、この構造のせいです。

生保でも、かんぽ生命や第一ライフグループのように株式会社として上場している会社と、相互会社のままの会社が並んでいます。「大きいから上場している」ではありません。組織形態を先に見てください。第一ライフグループは旧・第一生命ホールディングスから商号変更しているため、古い記事では旧社名のまま残っていることがあります。

国外株は、為替、現地の取引時間、外国株の取扱可否、二重課税の調整、書類の英語開示など、国内株より確認項目が増えます。ティッカーが分かっても、自分の証券で買えないことがあります。取扱一覧と、円貨決済の可否を先に見てください。ブローカー(Aon・Marshなど)と元受・再保険は、同じ「保険」でも決算の見え方が違います。

国内10

以下は「買える銘柄の地図」です。良し悪しや買い時は言いません。東証に上場する保険会社・保険持株を中心に、代表的な10銘柄を並べます。代理店や異業種の関連銘柄は入れていません。証券コードは参考です。取扱の有無は証券会社で確認してください。

8766 東京海上ホールディングス

国内損保の持株会社です。傘下に東京海上日動などがあります。保険業界の株の話で、最初に名前が挙がることが多い銘柄です。営業会社そのものではなく、親会社・持株として上場、という見方です。 東京海上ホールディングスの公式サイトへ 会社解説:東京海上ホールディングスとは。関連解説:東京海上のマーケットリンク。

8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス

三井住友海上やあいおいニッセイ同和など、複数の損保ブランドを抱える持株会社です。店頭の社名と証券の銘柄名が違う、という典型例です。グループ全体のIRを見る前提になります。 MS&ADインシュアランスグループホールディングスの公式サイトへ 会社解説:MS&ADホールディングスとは。関連解説:三井住友海上プライマリーのしあわせ積み立て。

8630 SOMPOホールディングス

損保ジャパンなどを傘下に持つ持株会社です。国内損保大手3社の一角として並ぶことが多いです。ここも、営業会社ではなく親会社・持株として上場、という整理です。 SOMPOホールディングスの公式サイトへ 会社解説:SOMPOホールディングスとは。関連解説:SOMPOのすまいの保険。

8750 第一ライフグループ

旧・第一生命ホールディングスから商号変更した生保グループの持株会社です。国内生保では、相互会社ではなく株式会社として市場に出ている代表例のひとつです。グループ内の海外事業や関連会社の構成は、IR資料で確認してください。 第一ライフグループの公式サイトへ 会社解説:第一ライフとは。関連解説:ネオファースト生命(第一生命グループ)。

8795 T&Dホールディングス

太陽生命・大同生命などを傘下に持つ持株会社です。生保グループのなかでも、持株会社経由で上場しているタイプです。ブランド名で検索するより、持株の証券コードで探す方が早いです。 T&Dホールディングスの公式サイトへ 会社解説:T&Dホールディングスとは。

7181 かんぽ生命保険

日本郵政グループの生命保険会社で、株式会社として上場しています。郵便局チャネルで知られるブランドと、株式としての銘柄は同じ会社側にあります。親会社の日本郵政(6178)との関係は、公式の資本構成を見てください。 かんぽ生命保険の公式サイトへ 会社解説:かんぽ生命とは。

8729 ソニーフィナンシャルグループ

ソニーグループ傘下の金融持株です。生命保険・損害保険・銀行などを束ねる形で語られることが多いです。保険単体ではなく金融グループ全体の上場、という位置づけです。社名変更や再上場の経緯があるため、古い資料では旧表記が残っていることがあります。 ソニーフィナンシャルグループの公式サイトへ 会社解説:ソニーフィナンシャルグループとは。関連解説:ソニー生命のSOVANI。

7157 ライフネット生命保険

ネット生保として知られる上場会社です。大手相互会社とは規模もチャネルも違います。オンライン完結のイメージが強い一方、株式としては小型寄りの保険銘柄、という見え方になりやすいです。 ライフネット生命保険の公式サイトへ 会社解説:ライフネット生命とは。関連解説:ライフネット生命「かぞくへの保険」。

8715 アニコムホールディングス

ペット保険を中心としたグループの持株会社です。人の生命保険・損保とは顧客層が違います。保険会社株の一覧に入れると、「保険=人」だけではない、と分かりやすい銘柄です。 アニコムホールディングスの公式サイトへ 会社解説:アニコムとは。

7326 SBIインシュアランスグループ

SBIグループの保険持株です。損害保険や少額短期などの保険事業を束ねる親会社・持株として上場しています。傘下の個社名と銘柄名が一致しないことがあるので、IRの事業一覧を見る前提です。 SBIインシュアランスグループの公式サイトへ 会社解説:SBIインシュアランスグループとは。

国外27

ティッカーと取引所の目安つきです。元受・再保険を中心に27銘柄です。保険ブローカーは入れていません。日本の証券での取扱有無・呼値・為替は会社ごとに違います。ここも推奨ではありません。

Allianz(アリアンツ)(ALV.DE)

ドイツの大手保険グループです。欧州株の取扱がある証券向けの話になります。資産運用子会社も含め、開示はグループIRを見てください。 取引所の目安はフランクフルト(Xetra)です。 Allianz(アリアンツ)の公式サイトへ

AXA(アクサ)(CS.PA)

フランスの大手保険グループです。日本では変額など「売る保険」のブランドとしても知られますが、株とその商品は別です(後述)。 取引所の目安はユーロネクスト・パリです。 AXA(アクサ)の公式サイトへ 関連解説:アクサのユニットリンク。

AIA(エーアイエー)(1299.HK)

アジア中心の生命保険グループです。香港株の取扱・為替(HKD)の確認が先です。 取引所の目安は香港です。 AIA(エーアイエー)の公式サイトへ

Ping An(ピンアン)(中国平安)(2318.HK)

中国の総合金融・保険グループとして知られます。中国関連株特有の規制・情報開示の扱いは、証券会社の注意書きも読んでください。 取引所の目安は香港です。 Ping An(ピンアン)の公式サイトへ

Chubb(チャブ)(CB)

損害保険を中心とするグローバルな保険会社です。米株の取扱がある口座向けです。 取引所の目安はNYSEです。 日本で売る保険の整理はチャブ保険の記事へ

Progressive(プログレッシブ)(PGR)

米国の損害保険(自動車保険などで知られる)会社です。個人向け損保のイメージが強い銘柄です。 取引所の目安はNYSEです。 Progressive(プログレッシブ)の公式サイトへ

Zurich(チューリッヒ)(ZURN.SW)

スイスの保険グループです。スイス株・CHFの取扱があるかは、証券ごとに差が出やすいです。 取引所の目安はSIXスイスです。 日本で売る保険の整理はチューリッヒ保険の記事へ

MetLife(メットライフ)(MET)

米国の大手生命保険グループです。日本法人が売る保険商品と、親会社株は別物です(後述)。 取引所の目安はNYSEです。 MetLife(メットライフ)の公式サイトへ 関連解説:メットライフ生命。

Manulife(マニュライフ)(MFC)

カナダの大手生命保険グループです。日本ではマニュライフ生命のブランドで知られますが、株と契約は分けて考えてください。 取引所の目安はNYSE(カナダにも上場)です。 Manulife(マニュライフ)の公式サイトへ 関連解説:マニュライフのこだわり変額。

Aflac(アフラック)(AFL)

米国の保険会社で、日本ではがん保険などのブランドでも知られます。日本事業のイメージと、上場会社全体の事業構成は、IRで確認する前提です。 取引所の目安はNYSEです。 日本で売る保険の整理はアフラックの記事へ

Munich Re(ミュンヘン再保険)(MUV2.DE)

ドイツの再保険大手です。元受保険会社とはリスクの取り方が違い、開示の見方も再保険特有の指標が増えます。 取引所の目安はフランクフルト(Xetra)です。 Munich Re(ミュンヘン再保険)の公式サイトへ

Swiss Re(スイス再保険)(SREN.SW)

スイスの再保険大手です。Zurich(元受寄り)とは別銘柄で、ティッカーもSRENです。 取引所の目安はSIXスイスです。 Swiss Re(スイス再保険)の公式サイトへ

Generali(ジェネラリ)(G.MI)

イタリアの大手保険グループです。欧州株の取扱・為替(EUR)の確認が必要です。 取引所の目安はイタリア(ミラノ)です。 Generali(ジェネラリ)の公式サイトへ

Aviva(アビバ)(AV.L)

英国の大手保険・貯蓄グループです。英国株(GBP)の取扱を先に見てください。 取引所の目安はロンドンです。 Aviva(アビバ)の公式サイトへ

Prudential plc(プルーデンシャル)(PRU.L)

英国籍でアジア事業比重の大きい保険グループです。次に挙げる米国のPrudential Financialとは別会社です。ティッカーのPRUが紛らわしいので注意してください。 取引所の目安はロンドン(香港にも上場)です。 Prudential plc(プルーデンシャル)の公式サイトへ

Prudential Financial(プルデンシャル・ファイナンシャル)(PRU)

米国の大手生命保険・退職関連グループです。NYSEのPRUは、ロンドン上場のPrudential plcとは別物です。 取引所の目安はNYSEです。 Prudential Financial(プルデンシャル・ファイナンシャル)の公式サイトへ 日本の関連解説:プルデンシャル生命とは。

AIG(エイアイジー)(AIG)

米国の総合保険グループです。損害保険を中心にグローバル展開しています。社名の認知度と、現在の事業構成はIRで確認してください。 取引所の目安はNYSEです。 日本で売る保険の整理はAIG損保の記事へ

Allstate(オールステート)(ALL)

米国の個人向け損害保険で知られる会社です。自動車・住宅保険のイメージが強いです。 取引所の目安はNYSEです。 Allstate(オールステート)の公式サイトへ

Travelers(トラベラーズ)(TRV)

米国の損害保険大手です。商業・個人向けのP&C(損害保険)が中心です。 取引所の目安はNYSEです。 Travelers(トラベラーズ)の公式サイトへ

Hartford(ハートフォード)(HIG)

米国の保険グループで、損害保険や団体給付などが並びます。業態は多角化しているため、セグメント開示を見る前提です。 取引所の目安はNYSEです。 Hartford(ハートフォード)の公式サイトへ

Arch Capital(アーチ・キャピタル)(ACGL)

再保険・保険を手がけるグローバルな引受グループです。NASDAQ上場です。 取引所の目安はNASDAQです。 Arch Capital(アーチ・キャピタル)の公式サイトへ

Markel(マーケル)(MKL)

専門・特殊な損害保険や投資事業を組み合わせるタイプです。一般個人向けの自動車保険専業とは異なります。 取引所の目安はNYSEです。 Markel(マーケル)の公式サイトへ

Everest(エベレスト)(EG)

再保険・保険のグローバル引受会社です。旧ティッカーREからEGへ変更されています。 取引所の目安はNYSEです。 Everest(エベレスト)の公式サイトへ

RGA(アールジーエー)(RGA)

生命再保険を中心とする会社です。元受の生保株とは役割が違い、再保険特有の指標が並びます。 取引所の目安はNYSEです。 RGA(アールジーエー)の公式サイトへ

Assurant(アシュラント)(AIZ)

住宅・機器・モバイルなどのスペシャルティ保険・関連サービスが中心です。伝統的な生保大手とは商品領域が違います。 取引所の目安はNYSEです。 Assurant(アシュラント)の公式サイトへ

Unum(ユナム)(UNM)

就業不能など団体・個人の所得補償寄りの保険を手がけます。死亡保障中心の生保イメージとは少しズレます。 取引所の目安はNYSEです。 Unum(ユナム)の公式サイトへ

China Life(チャイナライフ)(中国人寿)(2628.HK)

中国の大手生命保険(上場会社)です。グループ本体サイトと上場会社サイトが分かれることがあるため、IRは上場会社側を正にしてください。 取引所の目安は香港です。 China Life(チャイナライフ)の公式サイトへ

株と「日本で売る保険」は別

ここが、保険の仕事をしていた側からいちばん強調したい点です。親会社やグループの株を買うことと、日本でそのブランドの保険に入ることは、別の意思決定です。株は投資家としてのリスク。保険契約は保障・積立・為替・解約返戻金などの契約リスクです。混ぜると、「株が上がったから保険も得」「保険に入っているから株も安心」といった、根拠のない短絡が起きます。

たとえばAXA(アクサ)。グループ株(CS.PA)の話と、日本で販売されるユニットリンクなどの商品解説は別記事です。商品側の入口はアクサのユニットリンク解説です。変額まわりの比較整理は変額保険の比較記事も参照できます。

MetLife(メットライフ)も同様です。METという米株と、日本のメットライフ生命の商品は別です。商品の入口例として、メットライフのライフインベスト系の解説があります。

Manulife(マニュライフ)も、MFCと日本のマニュライフ生命の契約は分けてください。こだわり変額などの整理はこだわり変額の記事へ。

損保ブランドでも、同じ切り分けです。日本で売る保険の入口を、短く置きます。

「株で応援したい」「保険で備えたい」は、どちらも気持ちとしては分かります。ただ、口座・契約書・リスクの種類が違うので、同じ社名でも別ファイルで管理するくらいが安全です。

よくある誤解

  1. 大手生保なら証券コードがある
    日本生命・明治安田・住友生命は相互会社で非上場です。大きいことと上場は一致しません。
  2. 店頭の保険会社名で株が買える
    損保は営業会社が非上場で、親会社HDだけ上場、が多いです。名前が違うのは普通です。
  3. 保険に入っているから、その会社の株も持っているのと同じ
    契約者であっても、原則としてその会社の株主(上場株の保有者)ではありません。相互会社の構成員と、上場株の投資家は別です。
  4. 国外の有名保険なら、どこの証券でも買える
    取扱銘柄・取引所・為替は証券会社ごとに違います。ティッカーだけでは足りません。
  5. 一覧に載っている=買い時・推奨
    この記事は地図です。推奨ではありません。流動性、業績、規制、為替、自分の資金性質は、各自で確認してください。
  6. 保険代理店やブローカーも、保険会社と同じ
    代理店・ブローカーは元受・再保険とはリスクの取り方も開示の見方も違います。本記事の一覧には入れていません。

プルデンシャル生命とジブラルタ生命には、2026年10月13日から業務停止命令が出ています。停止期間と既存契約の扱いを公式資料ベースで整理しています。

まとめ

株が買える保険会社を探すときは、まず相互会社か株式会社か、次に営業会社か持株会社かを見てください。日本生命・明治安田・住友生命は相互会社で非上場です。損保大手は、東京海上HD・MS&AD・SOMPOなど親会社・持株側が上場していることが多いです。国内10・国外27は、その地図の一例です(国内は保険本体・保険持株、国外は元受・再保険中心)。一覧は網羅ではなく、調べ始めるための入口としての整理です。

改めて、本記事は投資助言ではありません。銘柄の購入を勧めるものでもありません。証券コードやティッカーは参考です。取扱の有無、為替、税制、手数料は証券会社と公式IRで確認してください。株と、日本で売る保険契約も別物です。公式サイトのURLも変更され得るので、最終確認は各社の最新IRを正としてください。

証券口座をこれから整える人向けに、入口として松井証券の総合口座リンクを置きます。銘柄推奨や「ここで買え」という意味ではありません。取扱や手数料は申込前に公式で確認してください。

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本記事は一般的な情報提供であり、特定銘柄の売買・保有を勧める投資助言ではありません。記載の証券コード・ティッカー・社名・公式URLは執筆時点の参考情報で、変更・上場廃止・取扱終了・URL移転があり得ます。外国株は為替変動リスクがあります。税務は税理士・税務署へ。保険商品の詳細は各社公式・契約概要・注意喚起情報を正としてください。2026年9月時点の整理です。

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