メットライフ生命の他には無い変額保険 ライフインベスト プラスに付いて検証してみた。

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メットライフ生命といえばドル建て保険のイメージ

過去に保険業界にいた人間としてはメットライフ生命というと変額保険よりもUSドルスマート終身保険など外貨建て保険を中心とした販売、ガードXというがん保険が主力のイメージだったのだが最近はどうやらそうではないようで。

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変額保険にかじを切ったメットライフ生命

メットライフ生命には主に2種類の変額保険が存在しますが今回は私が他社とは違う特長を持ちこの点は悪くないなと思った方を紹介したいと思います。

メットライフ生命にはライフイベントという変額保険とライフイベント プラスと言う商品が存在します。

今回、紹介するのは後者のライフイベント プラスの方です。

この保険の一番の一番の魅力は保険期間の満了時に生存していると、特定勘定の運用実績に応じた満期保険金を受け取れること

上記、図だけを見ると他社(東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクやアクサ生命のユニット・リンク)に似た商品に見えますがこちらの商品には決定的に違う点があります。



図の中に赤丸で囲いのある「三大疾病保険金額」という文字が見えるでしょうか?

実はこの保険は通常の死亡保険の他に

1,がん(悪性新生物)
2,心疾患
3,脳血管疾患


に該当した場合にも保険金が支払いされます。
もちろん、支払額は死亡保険金額に連動しますので基本保険金額もしくは運用成果がそれを上回る場合にはそちらが優先されます。

メットライフと他社との違いの注意すべき点

先程の機能は他社の保険にはまずない機能です。ただし注意点として他社ではあるがこの保険ではない機能が存在します。

保険料払込免除特約がない

他社はどちらかといえばこちらの機能を付帯可能としていることが多く見られますがこちらの商品にはその機能がないため、免除、ではなく「支払い」という形になります。

ただし、こちらの条件での払込免除特約は付帯されます。
「責任開始時以後に発生した不慮の事故(疾病を原因として発生したものは含みません)による傷害を直接の原因として、その事故の日からその日を含めて180日以内の保険料払込期間中に所定の身体障害の状態に該当された場合、次の払込期月以後の保険料(付加されている特約を含みます)の払い込みは免除されます。保険料の払込免除後の解約返戻金は、保険料を払い込みいただいている場合と同様に推移します。」

また受け取り方法として年金形式での受け取りか一時払い方式での受け取りを選択できる点では他社と同じですが終身保険や介護終身保険といった変換機能がないという点です。

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特別勘定での運用商品について

こちらは変額保険ですので主に投資信託を用いて運用されます。これは他の保険でも同じことですがこちらの商品は13種類から選んで投資を行う事が可能です。ただ、実際に投資先として検討するとなる場合には一部の商品に偏るのでは?というのが私の考えですね。

下の表はホームページでも公開されていますがやや手数料が高めの商品が多いようにも感じます。

人気の運用商品は?

最近ではNISAなどの影響で、米国や先進国のインデックスをする人も多いです。
ただ、それぞれにメリット、デメリットが存在しますので、選択は十分に吟味することと、あくまで自己責任ということを忘れないことが、大切です。

また、これは一般的な変額保険に共通していますが、10年以内の解約には解約控除がかかるため元本割れリスクが大きくなる可能性があることも理解しておきましょうね。

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まとめ

この保険の良いところ

まずはこの保険に加入するメリットからまとめていきます。

  1. 死亡保障・高度障害だけでなく3大疾病でも保険金が出ることで手厚い保障が受けられる
  2. 運用成果次第で払込保険料以上の満期金が期待できる
  3. 現役時代のリスクに備えつつリタイア後の保障をカバーできる
この保険のイマイチなところ

デメリットと考えられる点

  1. 運用だけを考えるのであればつみたてNISAやiDeCo活用が最適
  2. 払込免除特約がない
  3. 終身保険などへの変換制度がない
  4. 解約控除など費用負担が大きい

これらを踏まえた上で自分に取って必要な保障や貯蓄を行っていきましょう。

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この記事を書いた人

元生損保取扱保険代理店勤務
保有資格
AFPファイナンシャルプランナー
国家資格キャリアコンサルタント

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