メディケア生命の女性医療特約が11月2日に改定・発売。手術型の新設や限定告知型の追加で、今の医療保険と比べる前に確かめること(2026年)

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メディケア生命(住友生命グループ)は2026年10月19日、医療終身保険(無解約返戻金型)(20)「新メディフィットA」等に付加できる女性向けの特約を改定し、2026年11月2日から「女性医療特約(26)」「限定告知型女性医療特約」「特定女性疾病通院治療特約(26)」等を発売すると発表しました。女性疾病の入院保障に心疾患・脳血管疾患が加わり、手術だけを保障する「手術型」が新しく選べるようになります。持病や病歴がある人向けの限定告知型の女性医療特約も新設されます。あわせて、先進医療特約の一時給付金の計算方法も変わります。ニュースリリースの数字をもとに、何が変わるのか、すでに医療保険に入っている人が特約追加や乗り換えの前に確かめることをまとめます(2026年10月20日確認)。

目次

11月2日に発売される特約と、変わる点

メディケア生命のニュースリリース(2026年10月19日)に載っている改定のポイントを、特約ごとに並べると次のとおりです。

特約 主な変更点 契約年齢 付加できる主契約(リリースの記載)
女性医療特約(26) 入院型、入院・手術型に加えて「手術型」を新設。入院保障に心疾患・脳血管疾患を追加。手術保障に甲状腺摘出術、乳輪・乳頭再建術を追加 0歳〜85歳(拡大) 新メディフィットA等
限定告知型女性医療特約(新設) 持病や病歴がある人向けの限定告知型。心疾患・脳血管疾患、甲状腺摘出術、乳輪・乳頭再建術の追加は女性医療特約(26)と共通(リリースでは2つをまとめて記載)。型は入院・手術型と入院型のみ 18歳〜85歳(新メディフィットReの主契約と同じ) 新メディフィットRe(限定告知型の終身医療保険)
特定女性疾病通院治療特約(26) 商品内容をシンプルにし、保険料水準を見直し 0歳〜85歳(拡大) 新メディフィットA等
先進医療・患者申出療養特約(26)等 一時給付金を「15万円(定額方式)」から「技術料相当額(自己負担額)の10%相当額」に変更 リリースに記載なし 新メディフィットA・新メディフィット リターン・新メディフィットPlus(がん用・限定告知型の同種特約あり)
継続入院・在宅医療収入サポート特約(26) 支払範囲をシンプルにして保険料を引き下げ リリースに記載なし リリースに記載なし

出典:メディケア生命保険「「新メディフィットA」等の改定~女性の医療保障のレベルアップ等~」(2026年10月19日、ニュースリリースPDF)、同内容のPR TIMES配信(いずれも2026年10月20日確認)。

なお、2026年10月20日時点の新メディフィットAの商品ページでは、特約一覧に「女性医療特約(20)」「特定女性疾病通院治療特約」が載っています。11月1日までに申し込む場合と11月2日以降に申し込む場合で、付く特約の版が違う可能性があるので、設計書や申込画面の特約名の末尾((20)か(26)か)で確かめてください。

女性医療特約(26)・限定告知型女性医療特約の給付

リリースの商品概要では、給付金ごとに次のように示されています。「基本給付金額」は、入院・手術型を選んだ場合、女性疾病入院給付日額と同じ額です。

給付金 支払理由の概要 支払金額 対象の型
女性疾病入院給付金 女性疾病で入院したとき(心疾患・脳血管疾患を追加) 女性疾病入院給付日額×入院日数 入院型、入院・手術型
女性特定手術給付金 診断確定されたがんによる乳房手術(乳房切除術または非切除治療)、傷害または疾病による子宮摘出術・卵巣摘出術 基本給付金額×30倍 入院・手術型、手術型
女性特定手術給付金(追加分) 傷害または疾病による甲状腺摘出術 基本給付金額×10倍 入院・手術型、手術型
乳房再建術給付金 女性特定手術給付金の対象になった乳房の乳房再建術(乳輪・乳頭再建術を除く) 基本給付金額×100倍(1乳房につき1回限度) 入院・手術型、手術型
乳輪・乳頭再建術給付金(新設) 女性特定手術給付金の対象になった乳房の乳輪・乳頭再建術 基本給付金額×30倍(1乳房につき1回限度) 入院・手術型、手術型

出典:メディケア生命保険 ニュースリリース(2026年10月19日)2ページ「女性医療特約(26)、限定告知型女性医療特約【商品概要】」(2026年10月20日確認)。限定告知型女性医療特約は入院・手術型と入院型のみの取扱いです。

たとえば基本給付金額が5,000円なら、乳房手術や子宮・卵巣の摘出術で15万円(5,000円×30倍)、乳房再建術で50万円(5,000円×100倍)、乳輪・乳頭再建術で15万円(5,000円×30倍)、甲状腺摘出術で5万円(5,000円×10倍)という計算になります(倍率から当サイトで計算)。「女性疾病」に含まれる病気の一覧や、給付金の細かな支払条件はリリースに載っていないため、パンフレットや約款で確かめる必要があります。

保険料の例(月払・日額5,000円)

リリースの設例は、保険期間・保険料払込期間とも終身、60日型、保険料払込免除の特約なし、女性疾病入院給付日額5,000円・基本給付金額5,000円の場合です。金額は特約部分の月払保険料です。

年齢 女性医療特約(26) 入院・手術型 女性医療特約(26) 入院型 女性医療特約(26) 手術型 限定告知型 入院・手術型 限定告知型 入院型
10歳 380円 220円 160円 - -
30歳 655円 355円 300円 1,665円 1,060円
50歳 660円 430円 230円 1,700円 1,250円

出典:メディケア生命保険 ニュースリリース(2026年10月19日)2ページ【月払保険料例】(2026年10月20日確認)。

同じ30歳・入院・手術型でも、限定告知型は通常の特約より月1,010円高くなります(1,665円-655円、当サイトで計算)。新メディフィットReの商品ページも「この保険は、メディケア生命の他の医療保険に比べて、保険料が割増しされています」としたうえで、過去に入院などをしている人でも、詳しい告知をすることで割増しのない他の医療保険に入れる場合があると案内しています。持病や病歴がある人も、最初から限定告知型に決めず、通常の告知で入れるかどうかを確かめる順番が保険料の面では合理的です。

リリースは、女性医療特約(26)について「現行特約(女性医療特約(20))よりも保障をレベルアップした上で、広範囲で保険料を引き下げます」としていますが、現行特約の保険料は載っていません。今の契約と比べるときは、同じ年齢・同じ条件で見積もりを取り直して並べてください。

特定女性疾病通院治療特約(26)の給付と保険料

給付金 支払理由の概要 支払金額 支払限度
特定女性疾病通院治療給付金 特定女性疾病により、外来治療のための通院をしたとき 特定女性疾病通院治療給付日額×通院日数 通算180日(がんも含めて180日限度)

保険料の設例は、保険期間・保険料払込期間とも終身、保険料払込免除の特約なし、特定女性疾病通院治療給付日額5,000円の場合です。

年齢 改定前(特定女性疾病通院治療特約) 改定後(特定女性疾病通院治療特約(26)) 差
10歳 - 350円 -
30歳 545円 500円 △45円
50歳 485円 440円 △45円

出典:メディケア生命保険 ニュースリリース(2026年10月19日)2ページ「特定女性疾病通院治療特約(26)」(2026年10月20日確認)。

「特定女性疾病」の範囲と、「がんも含めて180日限度」がほかの通院保障とどう合算されるのかは、リリースだけでは読み切れません。通院の保障を目当てに付ける場合は、パンフレットの対象疾病の一覧と、支払限度の数え方を確認してください。

先進医療の一時給付金は「定額15万円」から「技術料の10%」に

先進医療・患者申出療養特約(26)等では、技術料相当額(自己負担額)を支払う給付金はそのままで、上乗せの一時給付金の決め方が変わります。リリースでは、お支払限度は通算2,000万円です。

保険種類 付加特約 一時給付金の支払額 保険料(月払)
新メディフィットA、新メディフィット リターン、新メディフィットPlus 先進医療・患者申出療養特約(26) 技術料相当額(自己負担額)の10%相当額 140円
メディフィットがん保険 がん先進医療・患者申出療養特約(26) 技術料相当額(自己負担額)の10%相当額(技術料相当額・一時給付金ともに、がんが原因の場合のみ) 85円
新メディフィットRe 限定告知型先進医療・患者申出療養特約(26) 技術料相当額(自己負担額)の10%相当額 190円

出典:メディケア生命保険 ニュースリリース(2026年10月19日)3ページ(2026年10月20日確認)。保険料は、月払い・終身払い・保険料払込免除の特約なしの設例で、性別・年齢で同じ額です。

定額の15万円と「技術料の10%」が同じになるのは、技術料が150万円のときです。技術料が30万円なら一時給付金は3万円、300万円なら30万円という計算になります(当サイトによる試算)。技術料が150万円より安い治療では改定前より一時給付金は小さく、高い治療では大きくなります。厚生労働省は「先進医療に係る費用」は患者の全額自己負担で、それ以外の診察・検査・入院料などは保険診療と同じ扱い(一部負担には高額療養費制度が適用)と説明しています。今の特約の一時給付金が定額か、技術料に連動するかは、証券や約款で見分けられます。

継続入院・在宅医療収入サポート特約(26)の保険料

精神疾患以外の病気やケガで、入院または退院後の所定の在宅医療(公的医療保険の対象の在宅医療にもとづき、自宅などで治療に専念すること)が続いたときの特約です。Ⅰ型は30日以上の継続で基本給付金額×6(通算10回、6か月分を1回と数える、同一月に1回)、Ⅱ型はそれに加えて14日以上の継続で基本給付金額(通算10回、同一月に1回)が支払われます。

年齢・性別 改定前(継続入院・在宅療養収入サポート特約) 改定後(継続入院・在宅医療収入サポート特約(26)) 差
30歳 男性 1,150円 800円 △350円
30歳 女性 1,650円 1,020円 △630円
50歳 男性 2,170円 1,580円 △590円
50歳 女性 1,890円 1,350円 △540円

出典:メディケア生命保険 ニュースリリース(2026年10月19日)3ページ。設例は保険期間・保険料払込期間65歳まで、保険料払込免除の特約なし、Ⅱ型、基本給付金額10万円(2026年10月20日確認)。

11月2日の発売前に、今の医療保険で確かめること

新しい特約の内容が出そろった時期は、今の契約と並べて見るきっかけになります。乗り換えや特約追加を考える前に、手元の保険証券(またはマイページの契約内容)で次の項目を書き出しておくと、比べやすくなります。

  • 主契約と特約の正式名称:特約名の末尾にある(20)(26)などの記号で、いつの版かがわかります。
  • 女性疾病の入院給付:日額、1回の入院の支払限度日数(30日型・60日型など)、対象になる病気の範囲。
  • 女性特有の手術・乳房再建の給付:倍率や金額、乳房再建術・乳輪乳頭再建術が対象か、1乳房につき何回までか。
  • 通院の保障:通院だけで給付が出るのか、入院の前後に限るのか。支払日数の上限。
  • 先進医療特約:技術料の通算限度額、一時給付金が定額か技術料連動か。
  • 保険料と払込期間:月額、終身払いか○歳までか、保険料払込免除の特約の有無。
  • 契約日と加入時の年齢:今の年齢で入り直すと、同じ保障でも保険料の前提が変わります。

公的な医療保険の負担も合わせて見ておくと、民間の特約を厚くしすぎずにすみます。厚生労働省は、2026年8月からの高額療養費制度で、70歳未満・年収約370万〜約510万円の人が医療費100万円の治療を受けた場合、自己負担は約9.3万円まで抑えられる例を示しています。2026年8月からは年単位の上限(年間上限、8月〜翌年7月)も設けられました。公的な上限と医療保険の関係は、高額療養費が変わったあとの医療保険の見直しで整理しています。

特約追加・乗り換え・解約の手順

  1. 今の保険会社で、特約の追加ができるかを問い合わせる。今回の新しい特約を、すでにある契約へ途中から付けられるかどうかは、リリースには書かれていません。メディケア生命の契約者は、コールセンターかマイページで確認してください。他社の医療保険に入っている人も、まず自社の特約の中途付加の可否を聞くと、乗り換えずにすむ場合があります。
  2. 新しい契約の告知を正確にする。通常の告知と限定告知では、質問の範囲も保険料も違います。健康診断で受けた指摘や通院歴は、そのまま告知します。告知が事実と違うと、給付金が支払われなかったり、契約が解除されたりすることがあります。限定告知型の告知項目は、新メディフィットReの商品ページで確かめられます。
  3. 新しい契約の保障が始まる日を確かめる。申込み・告知・初回保険料の払込みのどの時点から保障が始まるか(責任開始)は、商品と申込方法で違います。新メディフィットAの商品ページでは、ネット申込みならその日から保障としつつ、一部の保障は所定の期間が過ぎてから始まると注記しています。がん保険の待ち期間の考え方は、がん保険Canvasの待ち期間なしと90日以内の診断の扱いでまとめています。
  4. 旧契約の解約は、新しい契約の成立と保障開始を確認してから。先に解約すると、新しい契約が健康状態などで引き受けられなかったときに保障のない期間ができ、元の契約には戻せないことがあります。「新契約の成立通知(保険証券)が届く」「保障開始日を過ぎる」の2つを確認してから、旧契約の解約手続きに進みます。
  5. 保険料は「同じ条件」で並べる。日額、入院の支払限度日数、型(入院型・入院・手術型・手術型)、払込期間、払込免除の有無をそろえて、月額と払込総額(月額×12×払込年数)の両方を比べます。主契約が無解約返戻金型の医療保険は、解約しても戻るお金がない前提で考えます。今の契約に解約返戻金があるかどうかも証券で確かめてください。
  6. 治療中・給付請求中の契約は動かさない。通院や経過観察が続いているときは、新しい契約で条件が付いたり、加入できなかったりすることがあります。請求できる給付金が残っていないかも、解約の前に確認します。

保険証券をまとめて確かめたいとき

医療保険は、主契約と特約の組み合わせで中身が大きく変わり、証券の名称だけでは比べにくい部分があります。今の契約に女性疾病の入院・手術・通院の保障がどれだけあるか、新しい特約に付け替える必要があるかは、証券を並べて見るのがいちばん確実です。

保険見直しラボは、訪問かオンラインで、加入中の保険証券と検討中の保険を見ながら整理する相談窓口です。特定の保険の加入や乗り換え、解約を勧めるものではありません。窓口の特徴は保険見直しラボの評判と向いている人にまとめています。

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リリースからは確認できなかったこと

  • 「女性疾病」「特定女性疾病」に含まれる病気の一覧:リリースには載っていません。パンフレット・約款で確認が必要です。
  • 既存の契約に新しい特約を途中から付けられるか:リリースに記載がありません。
  • 現行の女性医療特約(20)の保険料:リリースは「広範囲で保険料を引き下げ」としていますが、比べる金額は載っていません。
  • 限定告知型女性医療特約の告知項目と、付加できる条件の細部:主契約(新メディフィットRe)の商品ページと、11月2日以降のパンフレットで確認が必要です。
  • 改定前の特約の販売がいつまでか:リリースでは発売日(2026年11月2日)のみ示されています。

まとめ

  • メディケア生命は2026年11月2日から、新メディフィットA等に付ける「女性医療特約(26)」「限定告知型女性医療特約」「特定女性疾病通院治療特約(26)」等を発売する。
  • 女性医療特約(26)は契約年齢を0歳〜85歳に広げ、手術型を新設。入院保障に心疾患・脳血管疾患、手術保障に甲状腺摘出術(基本給付金額×10倍)と乳輪・乳頭再建術(×30倍)を追加。
  • 限定告知型女性医療特約は新メディフィットRe(18歳〜85歳)に付ける特約。30歳・入院・手術型・日額5,000円の例で月1,665円と、通常の特約(655円)より高い。
  • 特定女性疾病通院治療特約(26)は、日額5,000円の例で30歳・50歳とも月45円下がる。先進医療の一時給付金は定額15万円から技術料の10%に変わる。
  • 乗り換えや特約追加の前に、今の証券で女性疾病の入院・手術・通院の保障と先進医療特約の中身を書き出し、新しい契約の保障開始を確認してから旧契約を解約する。

出典

本記事は、メディケア生命保険の2026年10月19日のニュースリリースと商品ページ、厚生労働省の公表内容をもとにした一般的な情報の整理です(2026年10月20日確認)。保険料は設例で、年齢・型・給付日額・払込期間などで変わります。差額や給付額の計算例は当サイトによるものです。特定の保険の契約・乗り換え・解約を勧めるものではありません。ご検討の際は、パンフレット・契約概要・注意喚起情報・ご契約のしおり・約款を必ず確認してください。

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