30代が入るべき保険について考える
30代といっても生活環境は人それぞれです。今回、解説するのは30代で夫婦共働き、子どもがいると仮定してどういった保険に加入すべきなのか。加入するメリット・デメリットについて解説します。
独身とは異なるプランニング
独身の間は自分のことだけを考えるだけで良かったですが、結婚や、子どもがいる家庭となると入るべき保険も変わってきます。自分に万が一があったときにパートナーや、子どもが安心して生活が継続できる形をつくっておく必要があります。
- 配偶者(パートナー)の職業
- 子どもの人数
- 住宅の購入や将来設計
上記が話題の中心になるかと思います。

これだけは押さえておくべき保険!
- 定期保険
- 収入保障保険
- 就業不能保険
生命保険には死亡保険、医療保険、がん保険など様々な商品があります。さらに掛け捨てタイプた積立タイプなどありますが、最もおすすめは掛け捨てタイプの死亡保険です。
代表例として、定期保険や収入保障保険が挙げられます。これらは被保険者が死亡したときに加入した保険金が支払いされるというシンプルなものです。また掛け捨てですので、その分、割安で加入できることも特徴です。
定期保険を選ぶメリット
定期保険は長方形型の保険といえます。例えば35歳で65歳まで1,000万円の定期保険に加入しているとすると、65歳まで、保険料を払い続ける限り、1,000万円の死亡保障が確実に入ります。残された配偶者の生活費や子どもの学費などに充てることができることがメリットです。
収入保障保険を選ぶメリット
一方で、収入保障保険は三角の保険といえます。定期保険と同じく加入時の保険金1,000万円とすると、年数が経つに連れて死亡保険の金額が下がっていきます。65歳が近づくにつれてその保障額は三角形の先のように小さくなっていきますが、これには理由があります。子どものいる家庭の場合、小さいころは小学校、中学、高校、大学と学費などお金がかかる場面が多いのに対して年齢を重ねると、子どもが大きくなり、仮に大学生の場合には高校の学費などを考慮する必要がなくなります。つまり、通常の定期保険では小学校の子どもがいる想定で加入うしている定期保険のまま保険金額も変わらず加入している分、多く保険料を支払うということになります。
一方で、徐々に保険金額が小さくなる代わりに収入保障保険は定期保険より割安に設定されていることがほとんどです。つまり、保険料の無駄を省くことができます。
どちらを選ぶべきか。
こちらに関してはどちらが上というものはありません。極力保険料を押さえたい場合には収入保障保険に加入をおすすめしますが、子どもが増える可能性がある家庭や、配偶者の収入が下がる可能性がある場合には、定期保険の方が万が一のときに安心とも取れます。
また、住宅購入や、その時のライフイベントによって定期的な見直しは必要な点はどちらの保険でもあることは覚えておきましょう。

就業不能保険とは?
合わせてよく取り上げられる保険として、働くことのできなくなったときの保険として、就業不能保険があります。こちらは死亡保険ではない点に注意です。
がんや、脳卒中などの大きな病気や、最近では精神疾患にも対応する保険も存在するので、定期保険や収入保障保険と組み合わせることで、保障を手厚くすることができます。
精神疾患などにも対応と大々的にアピールしている保険もありますが、かなりの重度でなければ支払いがされないケースや、保障範囲が広いタイプの保険はその分、保険料も割高になります。自分の生活環境や、不安と比較して必要最小限にしぼることも大切なですよ。
まとめ
今回は家庭のある30代におすすめの保険タイプを解説しました。勿論、紹介した保険以外にも医療保険や積立保険、学資保険など様々なニーズに対応した保険は存在しますが、まずはこちらの保険を押さえることが重要と考えています。

コメント