自動車事故で保険金支払いの時に役に立たないドライブレコーダーの話

自動車保険
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保険会社も勧めるドライブレコーダー

近年、煽り運転などのニュースの影響からか自動車購入時にはドライブレコーダーをオプションとして付ける方も多いでしょうし既に乗っている車にもドライブレコーダーを取り付ける方も増えたと思います。私も大型ショッピングモールなどの駐車場に駐車している車を見てもドライブレコーダーを装着している車が結構な割合で見かけますので世の中に浸透してきているのかな?と言う印象を受けます。それを受けて民間の損害保険会社は特約としてドライブレコーダーを推進、先行して東京海上日動がDAP(ドライブエージェントパーソナル)という名で出したのを皮切りに損保ジャパンや三井住友なども追随し、保険会社ごとに一般販売されているドライブレコーダーとの違いをアピールして推奨しています。

ドライブレコーダーの種類

上記の保険会社ごとの機能の違いもさることながらその機能は街中のカーショップからネットショッピングまで機能はまちまちです。簡単な例で言いますと前方のみを捉えるドライブレコーダーと前方後方の両方を捉えるドライブレコーダー、同じドライブレコーダーでも安心度は違うと思います。(何回、ドライブレコーダーって言うんだ・・・)勿論、財布との相談にはなるかと思いますが最低限これだけの機能以上の物がいいですよという1つのラインがあるのでそれを今回はお伝えしたいと思います。

こちらが青信号、相手が赤信号でも写って無い!

ドライブレコーダーを付けていたなら後方は別として正面は写っているんじゃないの?もしかして断線?ソケットが外れて車からの電力供給が止まってた?

まずこのことを疑うはずです。しかし変です。写っているのに写っていないのです。

信号機の色だけが

嘘のような話ですが本当にこんなことがあるのです。

ところで皆さんはニュースなどの映像で車載カメラからの映像を見たことはあるでしょうか?(なければごめんなさい)その際、信号機は写っていますよね?ただたまに信号機が高速で点滅している様に見える場面に出会したことは無いですか?実はこれ信号機がLED式になっていることから起こる問題なのです。一見、人間の目で見ると常に光っている様に見えるLED信号機ですが実はLEDは人の目では追えないスピードで高速点滅しています。そしてお持ちのドライブレコーダーは当然ながら録画映像なのでまるでカメラを高速連写で撮影する様にして録画が行われています。ところがこの連写速度とLEDの連写速度、つまり消灯時が一致してしまうとカメラに信号機の色が映らないという不思議な現象が起こってしまいます。その為、せっかくの証拠資料が全く意味をなさなくなってしまいます。

防ぐ方法は一つ

映るドライブレコーダーを取り付けて下さい。これだけです。購入時に(と言ってもカーショップやディーラー標準のものは映らないということは無いので実質ネットショッピングだけですね)その記載があるかどうか?きちっと映るのかどうかをチェックした上で購入をすべきです。ちなみにお勧めしている訳では無いですが保険会社のドライブレコーダー特約はこのことを分かった上で映る物を使用しています。また最近では事故時の自動発報システムや駆け付けシステムなどにも力を入れているので気になる方はパンフレットだけでも取り寄せてみるのも良いかもしれません。

※注意点としては取り付けは原則、お客様自身での取り付け若しくはカーショップや工場への持ち込みで工賃を支払って取り付けて貰う形になるのでご注意を。

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この記事を書いた人

元生損保取扱保険代理店勤務
保有資格
AFPファイナンシャルプランナー
国家資格キャリアコンサルタント

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