最近のがん保険の傾向を見る

がん保険
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がんは二人に一人の病気

使い古された言葉ですがこの言葉は正しいし間違っているとも言える言葉です。
そもそもこの言葉の元になる前につけるべき言葉が漏れているからこそ起きる語弊だと私は思います。
これを少しこう言い換えると納得出来るのでは無いでしょうか

人の一生涯でがんは二人に一人なる病気

こう書くと言っている言葉は同じでも意味は変わって来ませんか?
良く言われる二人に一人は「年齢を関係なく」全ての人、若しくは男性と女性だけを分けたデータになっています。当たり前ですが若者とお年寄りでは病気になる可能性は違って来ます。まれなケースも存在しますが通常はそのはずです。
これは公益財団法人がん研究振興財団が毎年出しているがんの統計にも記載があります。

https://ganjoho.jp/public/qa_links/report/statistics/2023_jp.html

これは上記サイトから最新の2023年版を抜粋したものです。
このデータは人口10万人に対しての年齢別での罹患率(がんになった人の確率)を表したものを抜粋したものですが左側のデータを見てもらうと年齢でかなりの確率の差があることが分かります。そもそも日本は超高齢化社会です。老人の方が産まれてくる下の世代より多いわけですからただでさえ多いがんになる確率がさらに跳ね上がるのは見て取れます。

まずはこのことをわかった上でがん保険などの検討を考えて下さい。

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業界の変わる保険と変わらない保険

ここからは個人の見解も含みますが最近のがん保険の種類の傾向が2分化されている様に感じているので少しこれからがん保険を検討している人には注意をして下さい。

がん保険と聞くとCMなどの影響から外資系の企業のイメージが強いかもしれません。
しかしながら実を言うとそれが本当に良い商品かを比較しないまま「多分大丈夫だろう」なノリで加入してしまっている可能性があります。

また、ネット系生命保険会社も会社により内容に違いがある為、単純比較が難しくなって来ているのが現状です。それに加え、代理店型とネット加入型で保険料が変わらないという状態となり出して来ていることからネット=安いと言うイメージは捨て、単にいつでも自分の時間に見積もりと申し込みができるのがネット保険の良いところと考えた方が良いでしょう。(ただし商品によっては対面でしか加入や付保できない特約や商品もあるので注意が必要です。)

日本の生命保険会社の子会社が外資系をひっくり返すか?

実は日本生命や第一生命の販売する商品は中身は変われど従来からの更新型保険となっており主契約をベースとした掛け捨て全部のせ商品が主流なことには変わりはないのですが
その100%出資子会社となっているはなさく生命ネオファースト生命などからは「死亡保険」「がんや特定疾病に関する保険」「医療保険」などどちらかと言えば従来の外資系生命保険会社の商品に近い商品ラインナップを揃えています。

しかも驚くことにがんの保障などでは「上皮内がん」は除くや主契約の10%などと保険料が昔より高くなっているにもかかわらず値上げ傾向にあるのがアヒルの保険などの外資系生命保険会社でした。
ところがこれらの日本社の子会社系の保険ではそれらの紛らわしい表記などが消え、上皮内がんにも100%複数回支払いなど商品内容の理解のしやすさや支払い範囲が広くなっている傾向にあります。

しかし何故か親会社は特にそう言った動きがありません。
最近では差別化と称して比較をしづらくする為、一時金が主契約だったタイプの保険が一時金がオプションとして書かれており主契約は「月額10万円」などとなる会社が増えていますがその一方で契約する側にも調べればメリットのある保険が販売されているケースがあります。

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必須かどうかはまず自分を知ってから

がんは確かに誰でもなる病気なのは確かです。しかし一人に二人の内訳を説明せずに言うのはフェアではないと思います。また、早く入れば保険料が安くなると言う人もいいますが払い続ける年数が増えるので結局のところ得なのかどうかはがんになった人にしか分かりません。
ただ全く必要ない。と言い切れるほどの確信がある人以外はなんらかの対策を打つべきでは無いでしょうか?
それは保険なのか投資なのか、はたまた食生活なのか対策方法は様々です。そのうちの一つであると言うことを理解した上で考えても遅くは無いですね。

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この記事を書いた人

元生損保取扱保険代理店勤務
保有資格
AFPファイナンシャルプランナー
国家資格キャリアコンサルタント

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