株式投資でよく耳にするS&P500とは何を指すのか

新NISAが始まり個人投資する人がかなり増えてきましたね。

投資の事を調べているとS&P500というキーワードをよく耳にするのですが、これは端的に述べるとアメリカ企業のトップ500 と考えるとわかりやすいです。

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが公開している株価指標のことで、市場規模・流動性・業種等などから算出される時価総額を上位500から選ばれた企業リストのことで、定期的に企業の業績・時価総額の変動に応じて更新されます。

では、これが何故注目されているかというと投資信託では個別銘柄とは違い様々な銘柄株を纏めたパッケージ商品を口数で注文出来るようになっています。

つまり、アメリカの時価総額上位500からピックアップして詰め込んだ株のパッケージを購入できるので、投資効率が良いためかなり人気の商品になっています。

尚、上位10位の銘柄は下記のようになっています

順位銘柄名ティッカー比率事業内容
1マイクロソフトMSFT6.9%「Windows」とビジネス向けソフトウェアの「Office」で圧倒的シェアを誇るソフトウェア企業です。
2アップルAAPL6.2%売上高の約5割を主力製品「iPhone」が占めています。近年は音楽や動画などのサービス事業へのシフトを図っています。
4エヌビディアNVDA4.6%大手半導体メーカーです。コンピュータのグラフィックス処理や演算処理で利用される「GPU」では世界最大手です。
3アマゾン・ドット・コムAMZN4.1%世界最大のネット小売企業です。また、クラウドサービスでも高い市場シェアを誇っています。 
5メタ・プラットフォームズMETA2.9%SNS運営最大手です。「フェイスブック」や「インスタグラム」などのアプリを運営しています。
6バークシャー・ハサウェイBRK.B2.0%著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる世界最大の投資持株会社です。
7アルファベット AGOOGL1.8%検索サイトで世界トップのアクセス数を誇る「Google」を運営しています。広告収入が売上全体の約80%を占めています。
8アルファベット CGOOG1.7%※アルファベット Cは議決権なし。
9イーライリリーLLY1.7%大手製薬会社です。世界初めて糖尿病向けインスリンの大量生産を実現した会社として有名です。
10ブロードコムAVGO1.4%半導体デバイスの開発・設計・販売を手がけいます。HP(ヒューレット・パッカード)の半導体部門を起源としています。
S&P500 構成上位10銘柄
https://www.jtg-sec.co.jp/foreign_equity/usd_sp500-nasdaq100.htm
JTG証券 米国株価指数「S&P500」「NASDAQ100」インデックス投資

マイクロソフト・アップル・エヌビディア・アマゾンなどアメリカの有名な企業が入っているため、投資の判断基準にし易いですね。更に、アメリカには近年人気のネットフリックスやズームなど新しい企業が沢山登場しています。つまりアメリカの成長が投資する側にとっても更に伸びるはずという判断がし易いことも人気の理由です。

実際S&Pは1957年に導入されて以来年平均約10%ほどの上昇率を記録していることと、長期運用型なため下落した年があったとしても急騰する年もあり結果的に最終的には大きなリターンになっていることが何よりのメリット。

ただし銘柄選びは自分で決めて購入することが条件なので、実際に購入する際はしっかり考えて投資しましょう。

証券会社のアカウントがあれば、投資信託のファンドでS&P500と検索すると様々な商品が出てきます。例えば楽天証券で検索するとeMAXIS Slim 米国株式が出てきますが、こちらはファンドスコア5とその人気さが伺えますね。(※執筆 2024年4月16日現在)

尚、人気な理由に「少額100円から投資可能」「円で投資できる」「NISA枠で購入可能」などがあります。

目次

個別銘柄と投資信託について

すでに出てきたこの2つの違いを解説しておきますね。

先程述べた通り株式投資には個別銘柄投資信託の2種類があり、それぞれ下記の特徴となります

個別銘柄…株式公開している会社を選び、その会社に投資する(短期〜中期向き)

投資信託…様々な会社の株がまとまったパッケージを選び、小口買いで投資する(中期〜長期向き)

個別銘柄の場合銘柄の調査やチャートの見方、売買のタイミングなど理解しなければならないことがかなり大きく、投資するにはハードルが高めです。

一方投資信託はパッケージ内商品の平均価格から商品の金額が決まるため、個別銘柄ほどチャートや売買のタイミングなどそこまで気にしなくても始められます。その特性上、決まった期間に自動購入の設定ができるので毎日チャートを見続けなくてもよく、手軽に毎月決まった額を投資できるのでかなり手軽な投資が可能です。

まとめ

S&Pはとにかく買いやすそうというのがおわかりいただけたでしょうか。箇条書きにまとめると下記になります

  • アメリカの経済成長に応じたリターンが期待できる
  • 日本でも有名なアメリカの企業銘柄がつまったパッケージのようなもの
  • 長期的な積立投資向き
  • 新NISAで購入できる

ニーサを始めたいけど何からやればいいのか迷っている方は検討してみて良いと思います。

ただし、文中でも述べましたが投資は自分で決めて自分で投資するものなので、必ず自己責任で行う。これを忘れてはいけません。自分のお金は自分の知識で守るのが鉄則です。

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この記事を書いた人

運営会社の代表です。
普段は Web サイト制作のデザインや開発などを業務に行っています。
フリーランスの期間が5年ほどありますので、その中で必要に感じたサービスやお金に関することなどをこのメディアで書いています。

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