生産者の方、PL保険にきちんと入ってますか?

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PL保険は実は今は販売されていない。

「PL保険入ってますか?」と聞いておきながら何ですが実は海外PL保険を除き国内のPL保険は既に販売停止(実は無くは無いのですが・・・)しています。もしまだ加入しているという方がいた場合、それは継続契約の場合となります。また名前も若干、変わっているはずです。

PL保険の重要性と廃止理由

まず、この「PL保険」名前を聞いたことはあるという人は多いと思います。特に大手と取引のある企業などは入っている保険証券の提出を求められる場合も多く、認知はされていると思いますが何を対象としているかについてとりあえず入らないと取引できないから入っている。というケースもあるかも知れません。なのでまずはこれがどう言った時に使用できる保険であるのかを説明しようと思います。

結論を先に言いますと基本的に、生産物賠償責任保険と考えて結構です。
例を挙げるなら飲食店での食中毒や怪我。製造業であれば製品の不備による利用者の怪我。人に対するものだけでは無く他人の所有物の破壊なども対象と考えて結構です。
つまり自分の仕事によって他人が怪我をした、所有物を破壊してしまった。ひとまずそう考えて貰えれば結構です。そう考えると事業を行う上では必須の保険、自動車の任意保険の様な存在ですね。と言っておきながらこの保険は数年前に廃止されました。理由は単純安すぎたから勿論それを保険会社が言うことは無いですが後発の代替商品が今は販売されていますがそちらは実はPL保険単独加入を想定していません、よって必然的に保険料は上がります。

どこで加入が可能なのか?

さて問題はこのPL保険にとって変わる保険に加入しなければ仕事をしてはいけない。そんなことは法律では決まっていませんので「私には関係ない!」と言う方は読まないでも結構です。いや・・・ほんとに・・・
気になる方にここから先、どう加入するかを説明していきたいと思います。

加入方法は主に3つあります。

  • 商工会議所・商工会・中央会を経由しての加入
  • 業種ごとの組合、団体経由での加入
  • 損害保険会社に直接加入

上記の3つが主な加入手段となります。基本的には上、2つからの加入が割引(2割〜3割)がありますのでお得ですがどちらも団体に所属していることが条件となります。それに対して保険会社から直接加入の場合、割引等はありませんが「今日から補償を申し込む」と言うことができます。実は団体契約は加入できるタイミングが決まっていることが多く(月初か月末)、明日からや今日からと言った入り方ができないケースがあります。その辺りは念の為に確認を取るべきでしょう。そこまでしなくても・・・と言う人もいるかも知れませんが団体加入までの期間を保険会社から入り団体契約した時点で保険会社加入の保険契約を解約という手段を用いれば漏れは防げます。どうしてもという場合は損害保険代理店か損保会社に相談してみることをお勧めします。

まとめ

こう言った保険は飲食店や製造業の保険で。事業をする以上、どんな仕事であれ入るべき自動車保険のような存在だと私は思っています。未加入の方は一度ご検討下さい。

余談ですが組合や業種の団体に入っている場合、年会費にその保険料が含まれているケースもありますので二重加入にご注意ください。事故が発生しても2つ入っているから2倍出るということはありませんので。

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この記事を書いた人

元生損保取扱保険代理店勤務
保有資格
AFPファイナンシャルプランナー
国家資格キャリアコンサルタント

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