松井証券とJACCSとの提携カードポイント積立が可能
松井証券ではショッピングでポイントがたまり、そのポイントを投資に利用することができる、MATSUI SECURITIES CARDを発行しています。
提携会社はJACCSとなっていますので信用のある信販会社です。
流行りのクレカ積立とは違うので要注意!
ポイント投資ということで、楽天証券やSBI証券のクレカ積立をイメージする方もいるかも知れませんが、こちらのサービスはクレカ積立とは全く違うサービスです。
通常のクレジットカードであり、普段のショッピングでこのカードを使って買い物をすると200円(税引)につき1ポイントが付与されます。
※還元率は0.5%
また、JACCSが展開するJACCSモールを経由してネットショッピングをすることで、還元率は1.0%以上を得ることができるというカードです。
そして、それによって貯めた松井証券ポイントを1ポイント1円として100円分から投資にあてる事ができます。
松井証券ポイントのメリット
松井証券ポイントはこちらのクレジットカードを保有していなくても、松井証券指定の投資信託を保有している場合にも加算されます。
また、そのポイントは投資に当てるだけでなく、dポイントやAmazonギフトなど様々なポイントサービスへの交換が可能なメリットが存在します。
また、ポイント自動投資に設定することで、よくあるポイントの失効を防ぐことができます。
MATSUI SECURITIES CARD (マツイセキュリティーズカード)の特徴とメリット
気になるカードの年会費は初年度は無料となっており、次年度以降も年に1回の利用があれば無料になりますので、実質無料カードです。
その他にも国内旅行傷害保険が最高1,000万円まで自動付帯している。ETCカードの発行が無料となります。(再発行は手数料が必要)
一般的なクレジットとしての機能を備えている点は評価できます。
価格:641円 |
デメリット
カードのデメリットとしては下記があります。
- 還元率が0.5%
- 貯まるポイントが松井証券ポイントとJデポというJACCSポイントに分散される
- カードブランドがMastercardしか選択できない
- 1年間に一度も利用しないと年会費が次年度かかってしまう
これらがあげられます。
ただ、どれも大きな問題やデメリットとは言い切れないです。
例えば、還元率に関しては元々、ネットショッピング中心の方であれば1%以上は期待できます。ポイントが2種類に分散される点も還元率の高さから考えればそれほど、不便には感じないでしょう。
カードブランドとしてはVISAが有名ですが、JCBやAMEXと違い、Mastercardが使えないというお店は少ないでしょうから、特に気にする必要は無いです。
ポイント投資とは?
はじめに、クレカ積立とは違うと述べましたが、何が違うのかを解説します。
クレカ積立とは?
クレカ積立はクレジットカードにて投資信託を購入することをいいます。
また、購入した金額に応じて、普段のショッピングと同じようにポイントが貯まるというシステムです。
例として還元率1%のクレジットカードで5万円の投資信託を購入します。すると、その購入額の1%、つまり500円分のポイントが付与されます。
ただし、楽天証券なら楽天カード、SBI証券なら三井住友銀行系の特定カードというように指定されたカードでなければポイント付与はされません。
ポイント積立とは?
松井証券のポイント積立はカード利用によって貯まったポイントを利用して投資信託を購入できるという点です。
例えばショッピングで松井証券ポイントが1,000ポイント貯まったとします。それを利用して、1,000円分の投資信託を購入できるというのがポイント積立です。通常、1,000円分の投資信託を購入するためには1,000円を支払う必要がありますが、それをポイントでまかなうことができるということです。
松井証券ポイント積立のデメリット
便利なサービスですがデメリットも存在します。
ポイント積立には下記のルールがあります。
- 選択できる投資信託が3種類のみ
- 上記から1つしか選択できない
- 特定口座・一般口座しか利用できない
気になる点として、選択肢の少なさでしょうか。ただし、人気のeMAXIS Slim先進国株式インデックスといった積立向きかつ、商品として悪くないものが入っていますので、大きなデメリットとも言い切れないです。
一方で、明確にデメリットと言えるのはNISA口座での購入が対象外という点です。
まとめ
ここまで松井証券のポイントがたまるクレジットカード、「MATSUI SECURITIES CARD (マツイセキュリティーズカード)」について解説しました。
チェックポイントとして
- 通常のクレジットカードとしては日常でも十分に使える性能
- 松井証券ポイントとJデポという2つのポイントがたまる
- ネットショッピングを良くする人にはおすすめ
- ポイント積立できる投資信託の種類や口座には制限がある
- 松井証券ポイントは投資信託購入だけではなく、他社ポイント変換することができる
ポイントの利用自由度は高く、非常に便利なカードですが、他社のようにクレカ積立にはまだ対応していない点では少し残念です。
クレカ積立のサービスが話題になる中、松井証券でも同じサービス展開が今後、始まることを期待しつつ賢くポイントを貯めましょう。
コメント