ドローンで稼ぎたい!国家資格を取りたい!取った!と言う人、ちゃんと保険加入してますか?

ドローン画像
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ドローンスクールが次々に開講

元々、ドローン自体はかなり前から存在しており資格自体も民間資格が存在しました。
そもそも、初期の頃はそれほど重要視されていなかったのですが各地での運用事故などから様々な規制が制定され結果、2022年度には民間資格から国土交通省管轄の国家資格として制度が開始されました。
それにより元々、民間資格機関として開講していたスクールは勿論、自動車教習所やネットスクールなど次々に国家資格取得の講座を開講し始めています。そんな中でドローンに興味のある方に知っておいて貰いたいことを記載していこうと思います。

ドローンの事故例

https://www.mlit.go.jp/common/001585162.pdf

上記、PDFは令和4年度12月5日以降における国土交通省が把握している無人航空機による事故例の詳細が記載されています。
上記の様に国家資格として訓練と免許を受けた事業者や操縦者でも事故を起こします。これは自動車免許も同じことですがドローンの場合、まだまだ浅い経験や自動車ほどの危険性を使用者があまり重視していないことからこらから先、事故例は増えていく傾向にあるかと考えられます。

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ドローン保険の存在

ドローンの資格取得した段階では不要かもしれませんが実際に購入やレンタル、現場使用する場合の注意点として挙げられるのが事故発生時を想定した対応です。勿論、これは試験だけで無く資格取得者が知っていて当然のことですが実際に起きた際にその通りに行動が可能か?そう言ったこともドローンを仕事とするのであれば考えておくべきでしょう。その上で必須となるのがドローン保険です。

ドローン保険には二種類存在するので注意!

実はドローン保険は二種類存在します。ただドローンメーカーによっては本体購入時にこの二つの保険がセットになったプランを提案されることがあるのでその場合は問題ないのですがレンタルや自分で保険を考えたい、または購入メーカーでは保険の取扱いが無いと言うケースも存在します。その場合、ご自身で加入をすることになるのですがどう言ったものに加入すべきか?分からないと言う方の為にその二種類についてお伝えします。

  • 賠償責任保険
  • 機体保険(動産総合保険)

この二つがドローンを使用する際に必要と私が考える保険です。
特に上段の賠償責任保険は必須と考えています。下段の機体保険に関しては優先度は賠償責任保険より高くは無いですが仕事として使用するのであればいざと言うときには役に立つでしょう。
ではそれぞれの内容を見ていきましょう。

賠償責任保険

突然ですがみなさんは自動車の運転をされるでしょうか?

賠償責任保険というものは自動車保険で言う任意保険の相手に怪我をさせた時や相手のものを破壊した時に相手を補償する保険と思って下さい。
例としてあなたがドローン撮影を行っていた際に操作ミスによりたまたま通りかかった人にドローンがぶつかってしまい怪我をさせてしまったりその人のものを破壊してしまったとします。
「ドローンだから車みたいに大事故にならないし治療費も修理代も自分の財布から出せば良く無い?」と考える人もいるかもしれません。しかしそう言った人たちは小型とは言え、ドローンにはプロペラも付いていますし物によっては20キロ以上の重さを持つものも存在します。これが万が一、他人の頭上に落ちたり自動車や家に落下した場合の補償を考えられるでしょうか?ぞっとしませんか?

だからこそ賠償責任保険はドローンを使う仕事を行っている人、これから行う人にとっては必須のものとなります。正直、フリーランスや企業問わずこれに入らずドローンの仕事を引き受け出来ないのでは?と私は思います。まず契約の際に確認される第一条件と言っても過言では無いかと。

一般的に賠償責任保険は補償額が1億円から10億円までの補償が多く見られます。中にはそれより低い金額で保険料を抑えたものも存在はしますが対人での賠償を考えると1億以上は補償として入っておくと安心かと思います。これは自転車保険などでもそうですが身体を傷つけた場合、状況によっては数千万単位から億単位となることもあることは判例でも出ていますのでやはりそのぐらいは最低ラインでは無いでしょうか?

自転車事故判例
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/bicycle-dgs/pdf01/04.pdf

上記と同じ様なことがドローンにも起きる可能性はこれから増えるでしょう。だからこその勿論、事故を起こさないことは勿論ですが万が一に備えることはお金を稼ぐプロになると言うのであれば尚更必須です。

機体保険(動産総合保険)

機体保険、つまりドローン本体に対する保険です。
分かりやすくこれも自動車で例えますが先ほどの賠償責任保険が相手の人や物に対してだったことに対して今度は自分の自動車の修理費用として「車両保険」と言う物に加入している人もいるのでは無いでしょうか?
それのドローン版と考えてもらうと分かりやすいと思います。よってこちらは操作ミスや火災、盗難と言った自分の本体が不慮の事故などにより破損等した場合、機体の修理、破損による際調達費用を負担するというものです。但し注意点として「消耗品」に当たる部分に関しては免責(補償対象外)と記載されていることが多いので注意しましょう

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この記事を書いた人

元生損保取扱保険代理店勤務
保有資格
AFPファイナンシャルプランナー
国家資格キャリアコンサルタント

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