国民健康保険のイメージ
国民健康保険と聞くと病院や薬局で3割負担、のイメージがあります。これはやはり使う頻度が多いからでしょう。中には非常に健康で病院にも歯医者にもかかることなく過ごしているという羨ましい方もいるかもしれません。
ただその本人にとってみれば一切使っていないのに自分はお金ばかり取られて損をしていると思う人もいるでしょう。健康なことがなによりも一番ですがそう思う気持ちもわからなくもありません。ということで健康な人も不健康な人も知っておくと得?をする国民健康保険の機能について一つ触れてみたいものがあったのでそちらについて今回は解説しようと思います。
個人事業主の皆さん!健康診断受けていますか?
まず、会社員の場合には通常は年に1回の健康診断を従業員に受けささせないといけない。という義務があります。これは努力義務ではなく絶対の義務です。違反した場合にはそれなりの罰則が適応されます。
※勿論、世の中には残念なことにそんなこと知ったことかと違反をする会社も多々ありますが・・・
それに対して個人事業主(フリーランス)の人間は自分のことは自分で管理です。それはお金だけではなく健康も同じです。ただ残念なことに忙しい、お金がかかる、自分は大丈夫など理由をこじつけ健康診断から逃げている人がいるのも事実です。そんな人にこそ知って欲しいのが今回の内容です。
お金がない!でも大丈夫
健康診断は通常は医療費が10割、つまり全額負担となる為、診察内容にもよりますが通常の病気で病院にかかるよりもお金がかかります。ただ、会社員は会社がお金を出してくるので問題無いのですが個人事業主の人はどうなのでしょうか?
- 特定健診・・・40歳以上の方が対象
- 特定保健指導・・・40歳以上が対象
- 1日人間ドック・・・30歳以上の方が対象
- 健康づくりの支援・・・18歳以上の方が対象
特定健診は、メタボリックシンドロームに着目した健康診査です。内臓脂肪の蓄積を把握することにより、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病の予防を図ることを目的としています。
また、特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対し、生活習慣を見直すサポートとして特定保健指導を行います。自己負担は無料です。
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000370235.html
特定保険指導とは特定健診を受診された方のうち、特定保健指導の対象となった方に対して、健診結果に基づいて、医師、保健師、管理栄養士などによる生活習慣改善のための支援を行います。
◎特定保健指導の対象者は、腹囲、血圧、血液検査(血糖・脂質)、喫煙習慣、治療の有無で選定します。
◎特定保健指導には、「動機付け支援」と「積極的支援」の2つのコースがあり、健診の結果と年齢により受けるコースが決まります。こちらも保健指導に関しては無料です。
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000348457.html
令和5年度大阪市国民健康保険1日人間ドック事業を実施します
大阪市国民健康保険では、30歳以上の被保険者の方を対象に、健康保持と疾病予防を目的として、1日人間ドック事業を実施しています。
特に、昭和33・43・53・58年生まれの被保険者の方は、1日人間ドックを無料で受診できますので、ぜひ受診していただき、健康な毎日をお過ごしください。なお、40歳から74歳までの方は、1日人間ドックを受診することで、特定健診を同時に受診したことになります。
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000008228.html
こちらは30歳以上を対象としており自己負担額が年齢により異なりますが該当者によっては無料で人間ドックを受診することができ大変お得な制度になっています。またそれ以外の方も通常の健康診断自己負担と変わりない程度の金額またはそれ以下で受診ができるので病気でない方も早期発見や今後の為に受けて損はないはずです。
大阪市国民健康保険被保険者の方の生活習慣病予防を目的に、メディカル・チェック、体力測定、医師・保健師・管理栄養士・健康運動指導士による日常生活・栄養・運動指導等を実施しています。ぜひご利用いただき、健康な毎日をお過ごしください。
対象者
大阪市国民健康保険被保険者のうち、受診日に18歳以上の方。(受診日当日に、大阪市国民健康保険の資格を喪失している場合は、受診できません。)なお、社会保険等にご加入の方は受診できません。注意:4月以降特定健診や1日人間ドックを先に受診された場合、今年度は健康づくり支援事業を受診できません。
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000008222.html
こちらは一番、受診可能年齢が広い内容となっていますが無料とはいきませんが自己負担3,100円で受診することができるのでこれもまた大変お得な制度で使わない手は無いと思います。
お金を借りる時に必要になるかも?
見出しだけでは不穏な話の様に聞こえるかも知れませんが事業を行っていく際にどうしても借入金などをしなければならない時があると思います。勿論、無いに越したことは無いのですが事業拡大や突然の変化など先が読めない世の中と考えると話しとしてはゼロとは言い難いでしょう。そんな時に保険が担保代わりになる場合があります。
「なんだ保険の話をしたかったのか」と思われここで読むのをやめてしまわないで欲しいのですが銀行など金融機関は慈善事業ではありません。預かったお金を投資して増やす。これが仕事です。つまりあなたに投資する価値があるか?万が一の時、回収できるのか?という診断を行います。そんな時に銀行側から現預金などの他に加入中の死亡保険金の加入状況を確認してくるということがありえます。保険の良さはなんと言っても「現金化が簡単」これが非常に優秀な部分だと私は思っています。では加入していないのでさて入ろうとなった時に日頃から気をつけていなかったりすると加入を断られる場合もあります。もしくは高い割増保険料での加入や条件がついてしまったなんてことも・・・そう考えると事業主はお金も体も健康にしておく必要があると私は思っています。
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